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もともと美容商品ではなかったのにふとしたきっかけで美容効果が認められ、ヒット商品になるものがあります。保湿クリームとしてアメリカでポピュラーな「Bag Balm(バッグバーム)」もそんなアイテムのうちのひとつ。
もとは動物用だった! 人気クリームの歴史
いまでは男女とわず多くの人が愛用していますが、もともとは雌牛用の抗炎症クリームでした。乳房に炎症や凍傷をおこした雌牛の患部の殺菌をしながらミルクの出を良くするために開発された名残か、フタには牛の顔とクローバーの赤い花が描かれています。レトロ感あふれる濃いグリーンの缶がトレードマークです。
バッグバームが人間用につかわれはじめたのは、乳しぼりを行う酪農家の男性たちの手がしっとりしていることに女性たちが気づいたから。彼女たちが手や顔の保湿クリームとしてバックバームを使いはじめ、その使い方が一般にも浸透していったといいます。
いろいろな使い方
バッグバームはいまではドラッグストアはもちろんスキー場などでも売られていて、馴染みの深いアイテムとなりました。280gで9ドル(1,000円)程度というお手ごろな価格も人気の理由のひとつでしょう。
あかぎれや唇のかさつきはもちろん、女性の悩みであるかかとのガサガサ、日焼けあとのヒリヒリ肌にも使えるそう。赤ちゃんのおむつかぶれにも使用されます。ひとつあれば1年中重宝するクリームです。
[Bag Balm]
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