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「桜前線」が南九州から北上を始めた。花見の季節だ。大勢で繰りだし、酒盛りをするグループも多い。多少なら破目を外しても、咎めるのは「無粋」というもの――。しかし桜を目当てに日本に旅する中国人観光客の「乱痴気」ぶりはあまりにも度をこしていて、日本人を困らせているらしい。中国メディアの環球網が20日付でこんな報道をした。
環球網は、日本の週刊誌「週刊ポスト」などの記事を引用した。桜の名所に押しかける中国人のマナーがあまりにもひどく、関係者が困り果てていると紹介。具体的には「(座り込み禁止の場所に)かまわず座り込む」、「木の枝を揺らして花びらを散らせる」、「ごみを捨てちらかす」、「たこ焼き店が店の前に椅子とテーブルを置いていたところ、店の物を買わない中国人が居座って、自分が持ってきた酒を飲み弁当を食べて、大騒ぎを続けた」などの行状を挙げた。
ある桜の名所では、昨年(2014年)も多くの中国人観光客が訪れ、さまざまな問題を起こした。中国人観光客が増えたのは、中国の雑誌で紹介されたことがきっかけとみられるという。商店主のひとりは「今年もまた(中国の)雑誌で紹介された。昨年より中国人観光客がもっと増えるかもしれない。いったいどうすればよいか分からない」と嘆いたという。
中国では2000年を過ぎると、自国内の観光地における「客のマナーの悪さ」を批判する記事が増えた。2010を過ぎると「国外における中国人観光客の問題行為」を伝える報道が増えた。問題意識があるからこそ、メディアも繰り返し取り上げると考えられ、インターネットで「批判意見」を披露する人も多い。
2014年には習近平国家主席が訪問先のモルジブで、「わが国国民が海外に出かけた際に、もっとマナーを守るように教育しなければ、ダメだ。ミネラルウオータを飲んだあと、ボトルを投げ捨てるようじゃいかん。人様のサンゴ礁を荒してはダメだ」などと発言。国家のトップもが、海外における自国民の“行状”を憂慮する発言をした。
平均的な常識を身に着けた人が多い日本人に比べ、中国では各人の「民度の格差」が大きいために、マナーの問題が発生しやすいとの指摘もある。(編集担当:如月隼人)(写真は環球網が掲載した上記記事のページのキャプチャー)
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