社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
アメリカの宝くじといえばパワーボール。仕組みは日本のロトと同じで、いくつかの数字を選び、当たれば賞金獲得というもの。ただ、日本と違うのは、その当選額だ。パワーボールには上限がなく、時に約600億円、なんてジャックポットもあるそうだ。
一攫千金を夢見て、パワーボールのくじ券を買いに走った人は数知れない。今まで夢見ていたありとあらゆるものを手にいれることができるのだ。専門家たちによると、ただ単にくじを買っただけでも、結果発表のその時まで、購入者の幸せレベルが高まるのだと言う。
配当金が上がればなおさらだ。宝くじの購入者たちは、「もし当選したら?」を、絶えず空想し、脳内で世界を旅行したり、大切な人々に家を買ってあげたり、借金を返したりしているのだ。お金さえ手に入れば人生はすべてうまくいく、そんな錯覚にさえ陥ってしまう。
しかし、急に裕福になることで幸せになれるのだろうか?ごく普通の人々にとって、このようなお金には、予想以上のトラブルがつきものであるようだ。どうやって投資するか?誰を信用するか?助けを求めて家を訪れた人々に対して、なんと言うべきか?結局、全員を助けることなんて出来ないのだから。その上、法的ないざこざがあり、あなたの財産を狙おうとする人々がいる。実際、なかなか恐ろしい事ばかりである。
今回紹介するのはそんなアメリカの宝くじにまつわる怖い話である。
■ 10.宝くじが当選し、念願の離婚をしようと思った妻の誤算
[画像を見る]
トーマスとデニス・ロッシは結婚25年を迎えた平凡な夫婦だが、妻のデニスは夫に突然離婚届を突きつけた。デニスはいつもお金に困っているトーマスとの結婚生活に満足していなかったのだという。実はデニス、離婚届を突きつける数日前に宝くじに当選していたのだ。
当選金を手にした彼女はこの上ない幸せで、離婚手続きに入った。もちろん、デニスが当選したことなどトーマスは知らない。
彼らの住むカリフォルニア州では、離婚の際には互いに全財産を公開しないといけないという法律がある。しかし、当選金を独り占めしたいデニスはトーマスはじめ裁判官に対しても宝くじについては全く言及しなかった。
だが、デニスの貪欲な行動は、自滅の形で幕を閉じた。裁判官は彼女の行為を違法とし、彼女が勝ち取った配当金をすべてトーマスに与えるように命じたのだ。彼女が初めから正直であれば、総額の半分を分け与えるだけで済んだだろうに。…