美容大国韓国に伝わる伝統手法「骨気（コルギ）」をご存知ですか？　芸能人や有名人がこぞって通い、小顔を手にしたことで日本でも認知度が上がりました。器具を使わずに手で歪みを直し、むくみやたるみを改善して、本来の姿に戻してくれます。今回は小顔骨気の資格を持つ筆者が、自分でできる小顔手法をご紹介します。
　
　■骨気のメリットは？
　

　骨気は韓国の伝統手法で、骨と皮膚の間に溜まった老廃物を流すことで、リンパの流れや血行を促進し、むくみやたるみを改善、本来あるべき姿にすることで小顔にします。簡単にいうと、器具を使わずに手で歪みを正し、骨格矯正をする手法です。

　美容整形が盛んな韓国で骨気が人気なのは、メスを使わずに整形のような効果が得られる点です。顔全体が一回り小さくなったり、むくみが取れることで目が大きくなったりするほか、頬骨が上がることであごのラインがシャープになったりと、小顔になるだけでなく顔の印象が変わります。

　■骨気的「顔が大きくなる原因」
　

　顔の筋肉は筋膜と筋膜の間にくっついています。顔の筋肉を使わないと筋肉が弱くなって脂肪が増えたり、筋肉が固くなることで老廃物が溜まったりします。また、焼き肉の骨付きカルビを思い出していただきたいのですが、骨の周りにある「骨膜」は顔にもあって、これが厚くなることも顔が大きくなる原因とされます。

　■自分で出来る簡単骨気2つ
　(1)頬骨を上げてリフトアップ！
　

　机に両肘をついて、両手をグーにします。グーの第二関節を頬骨の下に当て、頬骨を押し上げて10秒キープ。歪みやむくみが強いと痛みが強いですが、痛気持ち良いくらいの強さでしてくださいね。

　(2)あごのラインをシャープに！
　

　片手でチョキを作り、指を折り曲げます。あごを始点に、チョキであごを挟み手の甲を流す側の耳に向けます。あごから耳の下に向かって10回流します。手を替えて反対も。指の関節がゴリゴリを感じたら、それを取るイメージで流しましょう。

　
　どちらも骨を意識するのがポイントです。歪みやむくみが取れることで、小顔だけでなく、血行が良くなることで肌艶も良くなりますよ。お風呂に入りながら、テレビを見ながらなど、是非試してみてくださいね。

　
　（坂本雅代）