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ガソリンタンクの上に乗り、180キロの旅をした子猫。(南ア)

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ガソリンタンクの上に乗り、180キロの旅をした子猫。(南ア)

 ガソリンタンクの上に乗り、180キロの旅をした子猫。(南ア)

 あるピックアップトラックのガソリンタンクの上に潜んだ1匹の子猫。何も知らないトラックの運転手は180キロの道のりを走行したが、子猫は怪我ひとつなく目的地に着き、幸運にも新しい飼い主が見つかったという。
 
 地元紙によると3月16日の朝、ある男性は毎週行われるミーティングに出席するためピックアップトラックでダーバンに向かった。彼の住むエンパンゲニ(Empangeni)という町からダーバン(Durban)まで、およそ180キロもある。ダーバンの事務所に着いた男性が駐車場で他の同僚らと話していると、乗ってきたトラックから猫のか細い鳴き声が聞こえることに気づいた。トラックの周囲を見たところ、ガソリンタンクのあたりにいることが分かったものの、隙間が狭く助けることもできない状態。そこでトラックをジャッキで持ち上げて、携帯を隙間に入れて写真を撮ることにした。写っていたのは、ガソリンタンクの上にちょこんと座っている子猫だった。
 
 社員全員で10分ほどかけて何とか子猫を救い出し、すぐに獣医のもとへと連れて行った。生後5週目と思われる子猫は診断の結果、悪辣な環境でのドライブにもかかわらず怪我ひとつなく、健康状態も良好。また食欲も旺盛で、ついでにワクチン接種を済ませたそうだ。
 
 社長のミシェル・シンクレアーさんはこのたくましい子猫が好きになり、飼うことを即決した。ミシェルさんの家ではすでに犬3頭と猫2匹を飼っていたが、彼女は「この子猫もすぐに彼らになじむと思う」と語っている。ミシェルさんは子猫の名前を、発見されたときに埃っぽかったことから“ダスティ(Dusty)”、または子猫を運んでくれた男性の名前“シフォ(Sipho)”にしようと思ったが、この子猫はメスだと知り現在も考案中とのことだ。
 
 ※ 画像はiol.co.za/newsのスクリーンショット。
 (TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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