社会そのほか速
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就活を目前にした時に行う自己分析。これまでどんな生き方をしてきたのか、自分がどんな能力を持っているのか、何が得意なのかを徹底的に探り適職を見つけましょう!という作業です。
自分のことを具体的に把握するのはとても大切なことなのですが、就活の際に行うこの作業、実はかなり無意味なもので終わってしまうのではないかと思います。
無意味な自己分析で終わらせないためには、自分に合った“仕事”を探すのではなく、“働き方”を探すべきです。
■やりがいのある仕事を探すのが目的の自己分析
自己分析の目的は自己を分析して「どんな仕事なら自分はやりがいを感じることができるのか?」ですよね。
自分の能力や好きなこと、価値感を知る→こんな仕事ならやりがいを感じられるに違いない、といった流れで志望業界や志望企業を探すことになると思います。
しかし、この一連の作業は、
・会社で働く
・会社での仕事にやりがいがある
この2つのことを前提として行われていますよね。これが無意味なのです。実はここには本来ならなくてはならない視点が抜けています。
●働くことが向いていない人だっている
自己分析をした結果、組織で働くことが向いていないという結果が出ることだってあるでしょう。仕事よりも趣味を優先したい、という結果が出ることだってあるでしょう。
日野瑛太郎さんの著書『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』では、
本当にフラットな視点で自己分析をすれば、「自分は働くことより趣味の方が大事だ」とか、「自分のやりたいと思うことは、どうがんばっても職業には結びつきそうにない」という結論がでることだってありえるはずです。
しかし就職活動で行われている自己分析ではこういった結論をだすのはNGということになっています。
といったように仕事が向いていない、という結論だってあり得るはずです。それでも自己分析からやりたい仕事を何とかひねり出して仕事につくことが求められます。
■自分に合った“仕事”を見つけるのはなく“働き方”をみつける
自分の将来を本当に考えるならば自分に合った“仕事”を探すのではなく、自分に合った“働き方”を自己分析によって探すべきだと思います。
毎朝、スーツを着て満員電車に乗って夜は終電で帰ってくる。それでも好きなことを仕事にする、そんな働き方をしたいのか。それともプライベートな時間を重視した働き方をしたいのか。時間にも場所にも縛られない自由な働き方をしたいのか。…