うやむやになったまま、迷宮入りになるのが、有名人の不倫。お笑い芸人のなかでも、ネットや週刊誌に書かれながらも終幕したケースが、いくつかある。たとえば、東野幸治の場合。
　
　　妻の玲子さんは、東野が無名だったころの91年、女子大生で、大ファン。社長令嬢だったことが大きなきっかけとなって付き合い、結婚。2人の娘に恵まれたが、01年に離婚した。しかし、04年、籍を抜いたままの状態で、同居を再開。再び籍も入れた。
　
　　この数年前から、東京・新宿の歌舞伎町で有名だったのが、“東野嫁”のホスト狂い。お気に入りのホストの誕生日には、ドンペリでシャンパンタワー。ひと晩で数十万円、2年で1,000万円を払ったことがある“太い客”だ。ホストと寄り添って歩く姿や、焼肉デートを女性誌に撮られている。
　
　　これを東野は、「自分が売れたのは妻のおかげですから」と黙認している。貧乏時代、借金の100万円をポンと手渡された東野からしてみれば、頭が上がらないようだ。ちなみに、玲子さんは麻布十番で美容系のサロンを経営。夫婦そろって、資金は潤沢ということか。
　
　　東野と異なり、頑として認めないまま収めたのは、ますだおかだ・増田英彦。
　
　　13年ごろに噂になったのは、女芸人の8分音符・河邑への猛烈アプローチだ。同じ松竹芸能の養成所を卒業して、当時はまだ19歳で、芸歴1年。噂の発端は、チキチキジョニー・石原祐美子の告発だ。
　
　　石原の車で、兵庫・淡路島を旅行しようと計画を立てていたが、当日になって急きょ、河邑さんを同行。車中では、石原と増田で運転を交代し、前方席でデレデレの2ショットになることもあったという。
　
　　さらに、増田の出演番組に河邑をスタジオ見学に招いたり、「女性は19歳が一番いい！」と言い放ったり。「今度、東京でプロデューサーを紹介する」と口説いたこともあるという噂も…。
　
　　番組で石原にバラされた増田は、顔を硬直させて断固として否定したが、ポーカーフェイスの増田があそこまで挙動不審になるのは稀。きわめて灰色なまま、事態は収束した。
　
　　芸を磨くに女は不可欠ということか。(伊藤由華)