社会そのほか速
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ワーキングメモリとは「記憶や情報を一時的に脳にメモし何らかの操作を行う、そのための記憶」ですが、そう説明されても、なかなかピンとはきませんよね。ワーキングメモリとはどんな機能なのか、ワーキングメモリを使うとはどういうことか。下記のテストを通じて体験していきましょう。諏訪東京理科大学共通教育センター教授の篠原菊紀(しのはら・きくのり)さんが指導してくれました。
* * *
■テスト
【テストの準備】
手元に、テストの答えを記入できる紙を用意してください。まずは下の5つの単語を覚えます。覚えたら下に書いてある字を手で隠し、声に出して言ってください。5つの単語がすべて言えるようになるまで、繰り返します。言えるようになったところで、【問題1】に進みましょう。
ばら めがね ひかり まぐろ せなか
【問題1】
思いつく野菜の名前を10個まで紙に書き出してください。(制限時間2分以内)
【問題2】
最初に覚えた5つの単語を、もう一度紙に書き出してください。(制限時間2分以内)
点数の付け方
このテストは50点満点。問題1は回答数×2点、問題2は回答数×6点でそれぞれ点数を出し、その合計点を計算する。
■あなたのワーキングメモリ力は
0~10点……低い
11~20点……やや低い
21~30点……普通
31~40点……やや高い
41~50点……とても高い
■つまり、ワーキングメモリこそが脳の要
テストの準備ではまず単語を覚えました。けれど問題1ではそれとはまったく異なる野菜の名前を書き出さなければいけませんでした。そして問題2では、野菜の名前を書き出したすぐあとに最初に覚えた単語を思い出す必要がありました。
何かを覚えて余計なことをして、また思い出す。これがワーキングメモリを使うということ、脳のメモ帳を多重に使うということです。こういう力が衰えると、「約束が3つ4つ重なると、そのうちいくつかを忘れてしまう」「思いついたことを話し始めたが、何を思いついたか忘れてしまう」「用事のために部屋を出たが、何をしに出たのかが分からなくなる」といったことが増えるようになります。
このワーキングメモリを意識的に使うようにすることで、脳が鍛えられていきます。テキスト『まる得マガジン 頭と身体を健康に! イキイキ脳トレ体操』では多重な要素が含まれた体操をすることで、ワーキングメモリを刺激し脳を強化します。
■『NHKまる得マガジン 頭と身体を健康に! イキイキ脳トレ体操』より