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先発投手としての最近3年間の数字で岩隈を上回るのはカーショーのみ
マリナーズの岩隈久志投手が、MLBトップクラスの実力者であることを証明する数字がある。メジャーを代表するピッチャーであるフェリックス・ヘルナンデスとともに、マリナーズ先発陣の「2枚看板」と称される右腕の凄さはどこにあるのか。
地元紙ニュース・トリビューンでマリナーズの番記者を務めるボブ・ダットン氏は、自身のツイッターでこんなデータを紹介している。
「岩隈は(メジャーデビューから)3年で(先発として)被出塁率2割7分1厘をマークしている。その期間では、(MLBで)カーショー(2割4分9厘)だけがこれよりも低い」
この3年間の被出塁率で岩隈を上回る先発投手は、現役最強投手と言われるドジャースのエース左腕クレイトン・カーショーのみだという。つまり、ア・リーグではトップということになる。走者を出さず、少ない球数で相手打線を抑え込んでいく岩隈の凄さを表す数字と言えるだろう。
7日のオープン戦でも、1人の走者も許さない完璧な投球を披露
岩隈の昨季の被出塁率は2割6分8厘でメジャー5位。サイ・ヤング賞投票で3位に入った一昨年は2割5分8厘で同じくメジャー5位と、抜群の安定感を誇る。岩隈のキャリアでの被出塁率は2割7分6厘だが、デビューイヤーに中継ぎで14試合の登板があり、そこでの被出塁率は3割4分6厘と大きく数字を落としている。これを除いて先発登板のみに限定すると、3年間での成績はダットン氏が紹介した通り2割7分1厘となっている。
昨季、岩隈の四球数は「21」でメジャー2番目に少なかった。制球力はすでにメジャーでも屈指とされており、「コントロール・アーティスト」とも表現される。無駄な走者を出さないことで、被出塁率が大きく抑えられていることは間違いない。
昨年はキャンプ前の自主トレで右中指の腱を負傷し、出遅れた岩隈だが、今年は順調に調整を続けている。7日(日本時間8日)にはオープン戦初登板となるダイヤモンドバックス戦で2回をパーフェクト投球。6個のアウトのうち、マーク・トランボの右直を除く5個を内野ゴロで奪うなど持ち味を存分に発揮し、1人の出塁も許さなかった。
しっかりトレーニングを重ねている今年は、さらに安定したピッチングが見られる可能性は高そうだ。メジャートップクラスの実力者として、岩隈の存在感は年を重ねるごとに大きくなっている。