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今年3月、DeNAとの業務・資本提携を発表し、話題となった任天堂。「ついにソーシャルゲーム進出か?」と注目を集めたが、そんな任天堂が今月8日に配信を開始したニンテンドー3DS用ダウンロードソフト『みんなのポケモンスクランブル』の課金方法に対して、注目が集まっている。
『みんなのポケモンスクランブル』は、同社の人気シリーズ『ポケットモンスター』のスピンオフ的な位置づけのアクションゲームで、ソフトのダウンロード無料、基本プレイも無料という、いわゆる”F2P(free to play)”ソフトである。ゲーム自体は無料で楽しむこともできるが、ゲーム進行で入手できるほか、ニンテンドーeショップで購入可能なアイテム「ポケダイヤ」を使うと、ゲーム進行を快適にしたり、ゲーム内アイテムの購入ができる。
すなわち、この「ポケダイヤ」、ソーシャルゲームなどではお馴染みとなった、いわゆる”スタミナ課金”的な役割を果たしているが、その購入上限は3000個(税込4800円)。上限まで「ポケダイヤ」を買うことで、毎日「ポケダイヤ」を20個もらえるアイテムなどが入手でき、事実上スタミナ制限などが撤廃され、”ソフト買い切り”のような状態となる。ただし、この「ポケダイヤ」の課金データはSDカードに保存されており、セーブデータを消去すると課金データも消えてしまい、元に戻すことができない仕様であることも、公式サイトに記載されている。
ネットユーザーはこのような任天堂の課金方法に対し、任天堂の岩田聡社長が2011年第1四半期決算説明会の質疑応答の中で「『数字のパラメーターだけを触って、何かの鍵を開けるとか、何かがものすごく有利になるとかという形で課金する』ということは、<中略>私たちのコンテンツに対してはすべきではない」と発言していたことを受け、「岩田社長は言ってることとやってることが違う」「子供向けソフトでこの売り方は駄目だ」といった「任天堂らしくない」という意見や、課金データとアカウントとの紐付けがうまく機能していないことで「2015年のシステムとは思えない」「安心して課金できない」「任天堂のネット周りは時代遅れ」と批判的な声をあげている。
その一方で「ソシャゲと違って上限が決まってるからマシ」「良心的な課金方法」と”スタミナ課金”と”ソフト買い切り”を選ぶことができるような課金方法を評価する意見も多くみられ、3月に任天堂との業務・資本提携を発表したDeNAが持つ、ソーシャルゲームのノウハウを上手く取り入れることで任天堂のネットワークシステムがより快適になることを期待するような「DeNAとの提携は正解」「DeNAに早く助けてもらってほしい」との声もあがっている。…