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ヘッド(吸引)部分とパイプ、本体が一体化したスティック型掃除機の人気が高まっている。
片手で操作でき、収納しやすい点などが好評で、吸引力の強さや様々な場所に対応したアタッチメント(付属品)など特徴を出した製品も発売されている。
スティック型掃除機の特徴は、その細長い形状だ。本体に車輪が付き、長いパイプとホースでヘッド部分と接続されたキャニスター型に比べると軽量でコンパクトだ。片手で動かせ、立てたまま収納できる製品が多い。リビングなどに置いて、使いたいときにすぐに取り出せる手軽さがある。
最近の製品は、充電式のコードレスタイプが大半で、家の中を移動する際、コードを抜き差しする手間がかからない。また、車内の掃除など、コンセントがない場所でも使える。運転時間は最長約20~30分程度のものが多いが、各メーカーとも「一般的な広さの家であれば、問題がない時間」と話している。
「コジマ×ビックカメラ西東京店」(東京都西東京市)の大沢則子さんによると、スティック型掃除機は2~3年ほど前から種類が増えてきたそう。「一般にキャニスター型に比べると、モーターが小さいので吸引力は劣るが、以前の機種に比べればバッテリーやモーターが改良され、吸引力が強くなった」(大沢さん)という。2階専用などとして、2台目用に購入する人もいるという。
ダイソンの「ダイソン フラフィ DC74モーターヘッド」(2014年10月発売)は、先端のヘッド部分が柔らかいナイロンフェルトとカーボンファイバーブラシだ。そのため、大きいゴミでも前方に押し出さず、包み込んで吸い取れるという。また、同社独自のサイクロン方式は、強い吸引力が約20分間持続し、効率良くゴミを取り除くことができるという。
シャープの「フリード EC―SX200」(同5月発売)は、バッテリーを本体から取り外して充電できる。別売のバッテリーと併用すれば、長時間の掃除にも対応できる。またじゅうたんやフローリングなど、床面の種類を見分ける機能を搭載。吸引力とブラシの回転数を自動で調整し、適切な電力で掃除ができるという。
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ブラック・アンド・デッカー社(米国)は、2014年11月に「オーラ CS3250」を発売した。ヘッド部分は、フローリングが多い日本の住宅に合わせ、太さや硬さの異なる3種類のブラシとラバーを組み合わせた。5種類のアタッチメントが付属しており、本体に内蔵された伸縮ホースと組み合わせることで、棚の上や布団など、様々な場所の掃除が可能だという。
フーバー社(米国)の「フーバー エアーコードレス HASV―100J」(同12月発売)は、脱着できる大型バッテリーを搭載した製品で、最長約30分の連続運転が可能だ。高い場所を掃除する際は、本体からハンドルを外し、約2・5メートルまで伸長する吸引ホースを接続。本体は床に置いたまま天井などの掃除ができる。(宮田大輔)