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東松島市と積水ハウスが、マイクログリッドによる防災エコタウンを整備
宮城県東松島市と積水ハウスは、同市柳の目北地区に建設している災害公営住宅と周辺の病院などを結ぶ「マイクログリッド」により電力を供給する、本格的なスマートタウン「東松島スマート防災エコタウン」を整備している。
「マイクログリッド」とは、発電所からの電力にほとんど依存しない、エネルギー供給源と消費施設をもつ小規模なエネルギー・ネットワークのこと。同タウンでは、戸建住宅70戸、集合住宅15戸からなる災害公営住宅と周辺の病院、公共施設などを結ぶ自営線によるマイクログリッドを構築し、自営線特定規模電気事業者がエリア全体・個別の電力見える化などを行う「CEMS(Community Energy Management System)」を使って制御しながら電力供給を行っていく。
タウン内の電力構成は、太陽光発電合計470kW、大型蓄電池(500kWh)、非常用バイオディーゼル発電機(500kW)。太陽光発電を用いることで年間256t-CO2の二酸化炭素排出を削減し、エリア内でのエネルギー地産地消を実現する。また、不足する電力は市内にある低炭素型電源から既存電力網を利用して供給するので、地域全体の地産地消も可能になるという。
系統電力が遮断した場合は、蓄電池を用いて安定化させた太陽光発電と大型のバイオディーゼル発電機を組み合わせることで、3日間の通常電力供給が可能。大震災のような長期の停電時には太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、病院や集会所といった場所へ最低限の電力供給を行っていく。
同市では、「復興まちづくり計画リーディングプロジェクト」において“分散型地域エネルギー自立都市”を掲げ、平成23年12月に内閣総理大臣から「環境未来都市」(全国11都市)に選定されている。今回の事業は、復興まちづくり計画、環境未来都市構想の一環として、環境省の「自立・分散型低炭素エネルギー社会構築推進事業」の補助金を受けたもの。エネルギーの地産地消・防災力向上の先導的な取り組みであり、「環境未来都市 東松島モデル」としての展開が期待されているとのこと。
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