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北陸本線金沢~直江津間は13日深夜の列車をもって、JR西日本の路線としての営業を終えた。同区間は14日から、IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道・えちごトキめき鉄道の第3セクター鉄道3社に経営移管される。
413系の北陸本線最終列車が金沢駅3番線ホームに入線
北陸本線富山方面からの最終列車は深夜0時すぎ、金沢駅に到着。青の単色塗装の413系B9編成(クハ412-9・モハ412-9・クモハ413-9)が使用された。列車到着に合わせて記念式典も開催され、JR西日本・IRいしかわ鉄道関係者らが出席した。
JR西日本金沢支社の副支社長、山田潤一氏は、「大正2年4月1日の全線開通から100年を超える長きにわたり、北陸本線は地元の皆様とともに歩んできました。これまで多くの皆様にご利用いただき、心より御礼申し上げます」と挨拶。石川県内の区間を引き継ぐIRいしかわ鉄道を「重要な事業のパートナー」と位置づけ、「首都圏から金沢を結ぶ北陸新幹線と、日々の暮らしを支えるIRいしかわ鉄道線は車の両輪であり、手を携えて初めて鉄道ネットワークが機能します。一心同体となって取り組んでいきます」と述べた。
IRいしかわ鉄道代表取締役社長の七野利明氏も、「間もなく北陸本線の一部区間を引き継いでの運行が始まります。北陸本線の長い歴史で築き上げられた”安全で安定した運行”を受け継ぎ、この路線を守っていきたい」と挨拶。式典では山田氏から七野氏へ、記念きっぷの贈呈も行われたという。
北陸新幹線・IRいしかわ鉄道の開業などにともない、金沢駅在来線ホームでは3月14日から、北陸本線福井方面からの列車は1・2・3・5番線ホーム(特急列車は1・2番線ホームに停車)、七尾線とIRいしかわ鉄道からの列車は3・4・5・6・7番線ホームに停車するとのこと。駅構内では北陸本線の最終列車が到着する前後から、時刻表やのりば案内などを貼り替える作業が始まっていた。