都内の衆議院議員会館にて、「政治参加に関心のある若者と議員が共により良い政策を打ち出して行くこと」をテーマに、「若者と政党の『政治参加』ガチンコ論争！　～第一回維新の党編～」がこのほど、開催された。

　同会議は、「若者の政治参加を進めるため、若者と政治家が共に知恵を絞るということを目的に、日本若者協議会準備会の主導で維新の党の青年局と合同で開催されたもの。

　若者から提出された政策を、実際に維新の党の公約として取り入れていくことを前提に、高校生～社会人まで１０代～３０代の若者が約４０名参加し、若者の意見をどう政治に反映していくのかを現職の議員と議論しあった。

　会議内では、統一地方選の立候補者の中で３９歳以下の「若者」を増やすことが議題の１つとして取り上げられ、維新の党から参加した議員から、積極的に取り組んでいきたいという賛同の意見が出る一方で、若者側からは「３９歳以下というくくりでは若者とは言えない、２９歳以下の若者の立候補者を増やすために何ができるのか考えて欲しい」などさまざまな意見があがった。

　若者と議員の間で白熱した議論が繰り広げられる中、実際に参加者から出た意見を維新の党のマニフェストに組み込んでいくことが発表され、会議内で取り上げられた「資金面で若い世代は選挙に出馬するのが難しい」という議題に関しては、維新の党が２０代の候補者に対して資金面での補助を特に強化していくことが正式な公約として約束された。

　同会議の結果に関して、今回のイベントを企画した青柳陽一郎衆議院議員は「選挙権の年齢制限が１８歳まで引き下げられることが議論される中で、ただ選挙権を拡大するだけでなく、若い世代が真剣に政治を考えるために、我々議員にどんなことが求められているのかを知る良い機会。一過性で終わるのではなく、定期的に若い世代の意見を聞く場の設定が必要と実感した」とのこと。

　選挙権の拡充について騒がれる中、「選挙に行く」ことだけを目標にするのではなく、本当の意味で若い世代の声を将来の政治に反映していくことが求められている。