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6連続ボギーにも気持ちを切らさず、明日からの巻き返しを誓った松山英樹 WGC-キャデラック選手権(2015)(1日目) 写真・村上航
WGC-キャデラック選手権(3月5日~8日、米国フロリダ州・トランプナショナルドラル、7528ヤード、パー72)
優勝候補の一角に名を連ねる松山英樹がまさかの6連続ボギーをたたくなど、3バーディ、7ボギーの76、4オーバー、首位と14打差の59位タイと出遅れた。
インから出た松山は、12番(パー5)でバーディを奪う幸先のいいスタート。しかし14番(パー4)で12メートルから3パットしてボギーとすると流れが変わった。歯車にズレが生じたようにミスが重なって、6ホール連続でボギーをたたいた。
「内容は悪いわけではないのですが、ちょっとしたミスが重なって取り返しのつかないことになってしまいました。特別何かが悪いという感じではありません。いいショットもあったので、それを結果につなげていきたい」
ティショットはフェアウエーをキープするものの、2打目でグリーンをとらえられなかったり、アプローチが寄らなかったり、少しのミスが重なった。通称・ブルーモンスターと呼ばれる米ツアーでも屈指の難度を誇るコースが、わずかなミスを許してくれたなかった。
逆に、18番(パー4)はティショットを池に入れて、3打目をガードバンカーにいれたが、きっちりボギーをセーブしてダブルボギーをたたかない踏ん張りも見せた。
一時は6オーバーとなり最下位もちらついたが、7番(パー4)で3メートルを沈めてバーディ、8番(パー5)で2オンに成功して連続バーディを奪って盛り返した。
「トップ(10アンダー)とこれだけ差が開いてしまうと、気持ち的に切れてしまいそうです。でも、今日は切れずにやることができたのはよかった。ちょっとずつでも戻していきたい」
ティショットのフェアウエーキープ率は全体で8位と、まずまずの好感触。「明日やってみないとわからない」としながらも、持ち前のアイアン力を取り戻して、少しでも巻き返しを図りたい。
文・小高拓
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