社会そのほか速
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巨人のスローガン「新成」を象徴する新4番打者候補が悪夢に襲われた。7年目の大田泰示外野手(24)が11日のソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)で故障に見舞われ、開幕1軍は絶望的となった。
2死満塁の好機で迎えた1回の第1打席。カウント2-2から7球目の外角低めスライダーを打ち返した。だが一塁へ走り出した瞬間、左太ももが悲鳴を上げた。遊ゴロに倒れ足を引きずってベンチに戻ると、そのまま負傷交代となった。
検査の結果は「左大腿二頭筋の肉離れ」。開幕は絶望となった。
人生には3つの坂があるという。今春は上り坂と下り坂を繰り返しながら、粘り腰を見せた。チームでも「開幕4番はともかく1軍ベンチ入りはいけるだろう」と目されていた。だが失望を味わった1年前より2日早く夢破れた。「まさか」としか言いようがない。
昨春は3月10日の阪神戦(伊勢)後、バス移動中のナインにインフルエンザが蔓延。大田も13日に感染が発覚して2軍行きとなった。
勝負の今季。10日のソフトバンク戦(長崎)で雪に降られ、試合後は福岡までまたもバス移動に。だが今回の大寒波が招き寄せたのは病魔ではなく、疲れがたまった筋肉の異変だった。
原監督は規定打席さえ達したことのない男に長距離砲の夢を描き、4番の大任を背負わせて閉塞気味の打線の起爆剤の役割を期待してきた。肉離れを聞いた原監督は「もう少しで(開幕1軍への)ゴール(テープ)を切るところだったのに」と残念がった。 (笹森倫)2015/3/13 16:56 更新