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優勝争いでも冷静なプレーで、65のベストスコアをマークしたテレサ・ルー ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント(2015)(最終日) 写真・写真・佐々木啓
ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント(3月6日~8日、沖縄県・琉球ゴルフGC、6529ヤード、パー72)
昨年の賞金ランキング2位の実績はやはり本物だった。
今季開幕戦のダイキンオーキッドレディスの最終日。2位の1打差から出た台湾出身のテレサ・ルーが7バーディ、ノーボギーと他を寄せ付けない圧巻のゴルフで、スコアを伸ばし、通算14アンダーで逆転優勝した。
昨年のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップでの優勝に続いて、年をまたいでの2試合連続優勝でツアー通算5勝目となった。
最終日は最終組で穴井詩を1打差で追う展開。テレサと穴井は3番までパープレーが続き、4番で穴井がイーグルを奪うと、一時は3打差まで差を広がった。だが、テレサは落ち着いていた。
「穴井さんとはティショットの距離感が同じなのでプレーしやすかったですし、同伴競技者がいいプレーをすれば自分自身もうれしくなります。そんな気持ちでプレーしていました」
試合の緊張感よりも、ゴルフが楽しく感じられる言葉。終始、リラックスして試合に挑めたということだろう。そんな落ち着きは、スコアになってあらわれた。
7番、9番で立て続けにバーディを奪うと、サンデーバックナインでは11、12番で連続バーディ。ここでテレサが穴井を逆転。テレサは14、15番でも連続バーディ、最終18番はピン奥から4メートルのバーディパットを沈めて開幕戦優勝を手にした。
「シーズン前から不安がありました。というのもオフシーズンに鎖骨を痛めていて、その影響で練習がほとんどできなかったんです。練習量の少なさから、しっかり試合で戦えるのかという心配がありました」
そんな中でも開幕前は宮崎での合宿で、谷口徹や岩田寛とラウンドしながら、トッププロの技術を学び備えた。開幕戦前までには痛みは消えたが、不安はあった。それでも、最終日に最終ホールまで集中力を切らさず、淡々とスコアを伸ばす力は本物だ。
「私が2013年にミズノクラシックで初めてツアー初優勝する前は、気持ちが先走っていたのですが、勝ってからは気持ちを落ち着かせてプレーできるようになりました。それがいいスコアにつながっているのだと思います」
今季の目標を聞かれ、
「まだシーズンは長いので、賞金女王になるという目標や優勝したいというよりも、もっとゴルフがうまくなりたい」
誰よりもうまくなることに飢えている台湾出身ゴルファーは、今年の賞金女王筆頭候補だ。
文・キム ミョンウ
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