社会そのほか速
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開幕まで2週間を切っても調子が上がってこないソフトバンク・松坂大輔投手(34)=前メッツ=には、今こそ工藤公康新監督(51)の“処方箋”が必要だ。
15日、中日とのオープン戦が行われたヤフオクドームで、右腕は2日ぶりにブルペンに入った。「(次のテーマは)前回と同じです」と言葉少なだったが、その表情は厳しかった。
事態は急変した。10日の巨人戦(長崎)で、雪まじりの寒波の影響もあって制球難、球威不足を露呈。「良くなっている材料が見当たらない。それが長崎の巨人戦ではっきりした」と球団OB。現在もフォームを確立できず試行錯誤を繰り返している。そんな危機的状況を好転させる一手は、工藤監督が握っている。
指揮官の方針は「調整は本人に任せている」。春季キャンプから見守り続け「今のところ技術のアドバイスはしてない」と放任を貫いている。だが、松坂は調整ペースがあがらず、これまで周囲にみせてきた笑顔も失いつつある。待ったなしの状況だ。
「自分がうまくいかないと分かっている中で、ずっと考えながらやっている。自分で考えて取り組んでいるときに、こちらから言ってしまうのはダメなんだ」
今の松坂に対して、そう語る指揮官だが、投手の状態を見極める確かな目には球界での評価は高い。それだけに球界関係者は「今、工藤監督が直接指導する時期にきている」と勧めるのだ。
「工藤監督は40歳代まで同じフォームを維持した。投げる際の骨格、筋肉の動きまで追求し勉強した。個々の体の動きに最も適したフォームの作り方も知っている。監督直々の指導で“変身”が期待できる」(同)
苦境からの脱出にもがく松坂に対して、指揮官の直接介入の時期はすでにきているといっていい。 (スポーツライター・梶原昌弥)2015/3/17 16:56 更新