社会そのほか速
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「ライトノベル」と呼ばれる若者に人気の小説の作者が、1億2000万円の所得隠しで告発された。東京国税局に告発されたのは「橙乃ままれ」というペンネームで活動する梅津大輔氏(41)と、梅津氏が代表を務める著作権管理会社の「m2ladeJAM」。梅津氏は2011年に印税や講演料を管理するために同社を設立したが、14年3月期までの3年間、所得を隠し、法人税3000万円を脱税した疑いを持たれている。
驚くのは、ネット上の“お話”が億単位の印税を稼ぐ大ヒット作に成長していることだ。梅津氏がネット掲示板「2ちゃんねる」で公開した「まおゆう魔王勇者」は、10年12月に書籍化。70万部を売り上げた。11年3月には「ログ・ホライズン」を出版し、100万部を記録。両作品とも、いわゆるファンタジーもので、アニメ化し人気を集めたが、普通の小説と何が違うのか。
「少年・少女向けが多く、アニメとセットで売り出されることが特徴です。ライトノベルの始まりは70年代だが、当時はほとんど認知されておらず、ニッチな分野でした。90年代に『スレイヤーズ』という作品のアニメ化で人気に火が付き、大手出版社が次々と参入。03年にKADOKAWAから出版された『涼宮ハルヒの憂鬱』からファンが爆発的に増え、30代の読者が多い。14年は全国の文庫本の売り上げ1213億円のうち225億円を占めるほど成長しています」(全国出版協会)
確かに最近は本屋の棚にライトノベルがズラッと並んでいるのが目につく。出版関係者によると、作者の印税は総売り上げの10%が一般的。単純計算で、梅津氏は約2億円の印税収入があったことになる。作者デビューは“今”かもしれない!?