社会そのほか速
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○湘南2−1鹿島●(14日、カシマ)
2年ぶりのJ1で初勝利。しかも鹿島に勝つのは1996年3月以来、19年ぶりだ。試合終了の笛を聞いた瞬間、選手たちは抱き合って喜びを分かち合った。永木主将は「まだ1勝しただけ。でも自信にはつながる」と、強豪撃破に晴れ晴れとした表情を見せた。
後半9分に遠藤のPKで同点にしたが、攻められ続ける展開は変わらなかった。しかし、スリーバックの右の遠藤は「我慢していれば好機は来ると思っていた」。ロスタイムに前線がボールをキープしている間に遠藤が右サイドを上がり、パスを受けるとすかさずゴール前へクロス。アリソンが頭で押し込んで勝利を呼び込んだ。
運動量が豊富なサッカーで昨季、J2で勝ち点101を挙げ、「J1で湘南が旋風を起こす、とも聞いていた」と曹貴裁(チョウ・キジェ)監督。それもあって初戦は「悪い意味で気持ちが高ぶりすぎた」ため、後半に運動量が落ちたところを突かれて敗れた。それを反省し「我慢すべきところは我慢する」と永木。無駄にボールを追いかけなかった。
最後まで運動量を維持して決勝点につなげた展開を「湘南のスタイルは出せている」と曹監督。開幕2戦目で昨季J2で独走した本来の姿が戻ってきた。【鈴木英世】
○…鹿島は開幕2連敗でアジア・チャンピオンズリーグ2戦と合わせて公式戦4連敗。セレーゾ監督は「好機の多さと対照的に、決定力は非常に低いと言わざるを得ない」と渋い表情だった。この試合も湘南の7本を大きく上回る18本のシュートを放ったが、1得点。キャプテンを務めた柴崎は「シュートの前のことはできている」と語ったが、その表情は険しかった。