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韓国相手に存在感示したU-17日本代表FW岩崎「内容じゃなくて結果が欲しい」
[3.19 サニックス杯予選リーグ第1節 U-17日本代表 1-1(PK2-4)U-17韓国代表 グローバルアリーナ]
水をたっぷり含んだ重いピッチも、韓国相手も関係なかった。U-17日本代表は10番を背負った注目FW岩崎悠人(京都橘高)が抜群の存在感。切り替え速い動き出しから再三相手の急所を突き、そのスピードと、DFとの激しい競り合いでも怯まない突進で韓国守備陣を大いに苦しめた。
1月の全国高校選手権では京都橘高の8強進出に貢献。1年生で唯一、大会優秀選手に選出された岩崎は日本高校選抜にも選出された。同時にU-17日本代表にも継続して選出されている注目株は早くもJスカウト陣が熱い視線を送っている。
この日は、雨の影響でドリブルやショートパスでボールが突然止まってしまうようなピッチ。技術を思うように発揮できなかった選手もいた中、日本は岩崎の存在によって後方からのシンプルなフィードがチャンスに変わっていた。「自分の得意な裏に抜ける飛び出しだったり、ドリブルは表現できたかなと思います」。再三バイタルエリアを突破していた岩崎は、前半31分に右サイドから個人でPAを攻略。だが、ゴールエリアへ出したラストパスは得点に繋がらず、35分にはMF渡辺皓太のパスでタイミング良く抜け出しながらもGKとの1対1で決めきることができなかった。
また2番目のキッカーを務めたPK戦では相手GKに完全に読まれて失敗。試合後は悔しさを滲ませていた。この日、最も存在感を示した岩崎だったが、結果が出なかったことを反省。「内容じゃなくて結果が欲しいんで、結果を残していないので積極的にゴールを狙っていきたい」。だが、続く杭州緑城ユース戦では交代出場で5点目のゴール。わずかであるが、悔しさを晴らしたFWは今大会、より多くの結果を残して韓国と再戦するまで勝ち上がり、「リベンジします」という目標を果たす。
(取材・文 吉田太郎)