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【セビージャ 2-1(2戦合計5-2) ビジャレアル ELラウンド16 2ndレグ】
UEFAヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16、2ndレグが現地19日に行われ、昨季王者セビージャはビジャレアルとの同国対決に臨んだ。
ビジャレアルはホームで戦った1stレグを1-3で落としており、勝ち抜けにはアウェイで少なくとも3点以上を決めて勝たなければならない。しかも、1stレグで退席処分を受けたマルセリーノ監督はベンチに入ることができない。
序盤から積極的に前へ出たいビジャレアルがボールを持ち、セビージャが守備ブロックを築いてしっかり耐える展開に。
中盤の防波堤として立ちはだかるエムビアとカリーソを中心に、強固な組織ディフェンスでビジャレアルの単調な仕掛けを跳ね返し続け、相手に付け入る隙を与えない。
早めにとどめを刺したいホームのセビージャは、攻撃に人数をかけず、前線のガメイロ、アレイクス・ビダル、ビトーロの3人と、トップ下のイボーラを合わせた4人だけでシュートまで持ち込むシーンを作る。
この強烈なカウンターを見せるだけで、相手に1点も与えたくないビジャレアルにバランスを崩して前へ出ることを躊躇させるには十分だった。結局前半は両者ともに決め手を欠いてスコアレスのまま折り返す。
早く1点が欲しいビジャレアルは後半開始からジオバニ・ドス・サントスを投入して前線に個の打開力を加える。
70分、カウンターでディフェンスラインの裏を狙い続けたセビージャは、ショートカウンターの流れで途中出場のバッカが抜け出すと、並走していたイボーラにラストパス。完全フリーでボールを受けたイボーラは、しっかりとゴールネットに流し込み、2戦合計4-1とした。
諦めないビジャレアルもすぐさま反撃。73分、ジオバニ・ドス・サントスがゴール正面から直接FKを叩き込み、2戦合計スコアは4-2に。
しかし、反撃の糸口をつかみ始めたタイミングで水を差す出来事が起こる。76分、センターサークル内でバッカを後ろから倒したベイリーがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場を宣告されてしまい、ビジャレアルは残り15分を10人で戦わなければならなくなってしまった。
そして83分、セビージャがとどめの一撃。フランス代表招集を受けたばかりのトレムリナスが左サイドでボールを受け、余裕をもってエリア内にクロスを送ると、イボーラとの交代で入ったデニス・スアレスがフリーでヘディングシュートを突き刺し、2戦合計スコアを4-2とした。…