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2015明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第6節が18日に行なわれ、FC東京とサンフレッチェ広島が対戦した。
前節、湘南ベルマーレに1-0で勝利して首位タイに浮上したFC東京。守備陣が安定したパフォーマンスを発揮し、4試合連続で完封中となっている。
開始1分、いきなり試合が動く。ホームのFC東京が攻め上がると、ゴール前の梶山陽平がペナルティエリア左の石川直宏へパスを送る。石川がダイレクトで中央に浮き球のパスを送ると、これが広島の水本裕貴と森崎和幸に当たる。こぼれ球が武藤嘉紀の目の前に転がり、武藤が落ち着いてゴールに蹴りこみ先制点を奪う。武藤にとっては今季5ゴール目、ホームでは今季初めての得点となった。
いきなり先制点を奪われた広島だったが、すぐさま反撃に出る。11分、右サイドでボールを受けたドウグラスがドリブル突破で相手DF2人をかわす。そのまま中央へ持ち込みパスを送ると、ゴール前に走りこんだ柴崎晃誠が豪快なシュートを蹴りこみ、広島が同点に追いついた。
続く20分、ペナルティエリア左でボールを受けた広島の柏好文が、中央に切り込み右足でカーブをかけたシュート。これが右ポストに当たりゴールに吸い込まれて、広島が逆転かと思われたが、オフサイドポジションにいたドウグラスがキーパーの視界を遮ったとして、オフサイドの判定。得点は認められなかった。その後、両チームともにゴールへ迫ったが、スコアは動かず前半を折り返す。
1-1で迎えた後半立ち上がりの55分、FC東京が左サイドでFKを獲得すると、太田宏介が上げたクロスに森重真人が頭で合わせたが、ここはクロスバーに当たる。こぼれ球を自ら押し込んだが、競り合いの場面でファウルがあったとしてゴールとはならなかった。
さらに72分、左サイドを突破した武藤が、右足アウトサイドで低く速いクロスを送ったが、飛び込んだ東慶悟のシュートは枠を捉えなかった。
ピンチを凌いだ広島は82分、ハーフウェーラインから途中出場の浅野拓磨がドリブルを開始。そのままゴール前まで持ち込むと、相手DF3人をかわして右足シュート。これがゴール右上に決まり、広島が逆転に成功した。浅野にとってはリーグ戦初ゴールとなった。
このまま試合は終了し、アウェーの広島が2-1でFC東京を破った。FC東京は今季初黒星で同日勝利したサガン鳥栖に勝ち点1を上回られた。一方、勝利した広島は連敗を2で止めた。
次節、FC東京は敵地でモンテディオ山形と、広島はホームで清水エスパルスと対戦する。
【スコア】
FC東京 1-2 サンフレッチェ広島
【得点者】
1-0 1分 武藤嘉紀(FC東京)
1-1 11分 柴崎晃誠(サンフレッチェ広島)
1-2 82分 浅野拓磨(サンフレッチェ広島)