社会そのほか速
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スウェーデンを破り、喜ぶ北海道銀行のスキップ小笠原(右から2人目)ら=15日、北海道・札幌市月寒体育館
カーリングの女子世界選手権は19日で1次リーグを終え、日本代表の北海道銀行は通算6勝5敗の6位となり、4位以内のプレーオフに進めなかった。序盤の4連勝で勢いに乗り、その後は疲労から失速したが、ランキング上位の強豪と接戦を繰り広げた戦いは収穫十分だった。
ソチ五輪銀メダルのスウェーデン、銅メダルの英国(スコットランド)に競り勝ち、4人が最大限に力を発揮した。ソチ五輪5位のチームから入れ替わりがあったが、息の合った戦いは今後の可能性を感じさせた。
ただ、格上と6日間で11試合の過酷な戦い。中盤の勝負どころとなった米国、ロシア戦では心身の疲れが目立ち、ショットの精度が落ちて連敗。23歳の吉村、小野寺とも「体力を強化しなければ」と口をそろえる。
氷の読みにも苦戦した。リードの近江谷は「変化する氷の状態を読み切れなかった」。最初に投げるポジションだけに、いち早く察知する必要があったが、相手のリードに後れを取る経験不足が露呈した。
強豪国との違いを若手が身をもって知ったこともあり、小笠原は「収穫の方が大きかった」と言い切った。もうスキップ小笠原の好ショットに命運を託すようなチームではなくなった。出場権争いも含めて、3年後の平昌五輪へ、課題を明確にできた意義は大きい。