[3.22 J1第1ステージ第3節 山形1-0川崎F NDスタ]
　
　　4シーズンぶりのJ1復帰を果たしたモンテディオ山形がホーム開幕戦で今季初白星を飾った。ホームに川崎フロンターレを迎え、1-0の完封勝利。今季3戦目での初勝利が、J1では11年9月11日の浦和戦(1-0)以来、実に1288日ぶりの勝利となった。
　
　　川崎Fは前半14分、FW大久保嘉人が右足ミドルを狙うが、ゴール上へ。同17分には日本代表に選出されたFW小林悠が左サイドからドリブルでPA内へ切れ込み、右足でシュートを打ったが、GK山岸範宏に抑えられた。
　
　　開幕2連敗中の山形も決定機をつくる。前半27分、DF舩津徹也の右クロスが逆サイドでフリーになったMFキム・ボムヨンの足下へ。ところが、ダイレクトで狙ったキム・ボムヨンのシュートはミートできず、GKにキャッチされた。
　
　　高い位置から積極的にプレッシャーをかけ、川崎Fのミスを誘う山形。前半33分、強烈な左足ミドルを狙ったFWディエゴは同36分にもワンツーでPA内へ進入し、左足でシュートを打ったが、わずかにゴール右へ外れた。
　
　　前半をスコアレスで折り返すと、川崎Fにアクシデントが襲う。後半17分、ボールがないところで走り出そうとした小林が右太腿裏を痛め、プレーを中止。ピッチに倒れ込むと、そのまま担架で運び出された。FW杉本健勇と交代した小林。明日23日から始まる日本代表合宿への影響も心配される。
　
　　山形は後半29分、舩津の右クロスをFW川西翔太が落とし、キム・ボムヨンがシュート。これがゴールネットを揺らし、3戦目で生まれたチームの今季初ゴールが貴重な先制点となった。その後も川崎Fの反撃を跳ね返し、1-0で逃げ切り勝ち。J1屈指の攻撃力を誇る川崎Fを完封し、山形が今季初の勝ち点3を獲得した。
　
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