社会そのほか速
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フィギュアスケート・アイスダンスの日本代表として2010年バンクーバー、14年ソチ五輪などに出場したリード姉弟=木下ク=の姉、キャシー(27)が19日、今季限りでの現役引退を明らかにした。
「肉体的、精神的に、これで終わりにしようという、自分の中から出てくる思いを抑えられなくなった」とキャシー。コンビを組む弟、クリス(25)の負傷で欠場した四大陸選手権(2月、ソウル)のころから「何かがおかしい」と感じ始めたそうで、「それをぬぐえないまま世界選手権(3月、上海)を滑り終えて(22位)、『駄目なのかな』と思った」と振り返った。
前日、日本が3位になった国別対抗戦が現役最後の試合となり、「最後に日本で滑れて、とてもうれしい。多くの日の丸が振られ、多くのファンがまなざしをくれる中で最後の滑りをできて、とても感傷的だった」と感極まった。
またクリスには「私のたった一人のパートナー。あなたは世界で一番勇敢だった。一緒に成長できた(コンビを組んでからの)15年間は、とても言葉では表せない特別なものでした」と、涙ながらに感謝を表した。
クリスは、「(引退を相談されて)僕が何度もけがをして手術を重ねていた間、ずっと我慢してくれていたんだと感じた。何が何でも彼女の思いを支えたいと思った」と、しんみりした表情で話した。
クリスは今後、新たなパートナーを迎えて現役を続行する考え。日本スケート連盟が選考会を行う予定で、「そこにかけてみたい」とした。
リード姉弟は米・ミシガン州出身。父が米国人、母が日本人で日本国籍を有していた。米国で競技を始め、2006-07シーズンから日本スケート連盟所属に。世界選手権には08年に初出場し、11年の13位が最高。五輪はバンクーバーで17位、ソチは21位だった。