チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、自身の監督キャリアにおいて栄冠を獲得した際に付けていた腕時計を記念品として自宅の金庫に保管し、その数が21個に及んでいる事を明かした。21日の英紙『ガーディアン』などが報じた。

　　モウリーニョ監督は栄冠獲得時に必ず行う祝いの儀式について次のように語っている。

　「私が栄冠を獲得する時、妻、娘、息子に何か贈り物をしている。その時、自分がすることは腕時計を外し、二度と付けないようにすることだ。金庫に保管している腕時計の数は相当な数になった。人はメダルやシャツと言ったものを大事に保管するが、私の場合は腕時計だ」

　「一方で栄冠を獲得できなかった時、その時の腕時計は普通の物となる。だが、シーズンを栄冠と共に終える時は、その時の腕時計が栄冠の象徴となる。私は21個の腕時計を保管している」

　　スイスの高級時計メーカー『ウブロ』と個人スポンサー契約を結んでいるモウリーニョ監督は、3月1日にウェンブリーで行われたリーグカップ決勝戦でトッテナムを2-0で破って優勝した際に着用していた腕時計が一番のお気に入りだったと言う。

　「一番最近保管した腕時計は、私が自分でデザインし、会社が私のニーズに合わせて作製してくれたものだったから一番好きだった。色は青だったし、素材、大きさ、重さにもこだわった」

　　現在52歳のモウリーニョ監督は、ポルト在籍時に6つ、チェルシー在籍時に7つ、インテル在籍時に5つ、レアル・マドリー在籍時に3つの栄冠を獲得しているが、今季プレミアリーグを制覇すれば22個目の腕時計を外すことになる。