社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
豊ノ島(右)は日馬富士を送り出しで破る=16日、大阪・ボディメーカーコロシアム
右足は俵に掛かり、反った体は弓なり。絶体絶命のピンチに見える体勢が、柔軟さが持ち味の豊ノ島にはチャンスにもなる。右から突き落とすように回り込んで日馬富士を逆転。「気づいたら、体が自然に」。右足一本で残して送り出すと、自身4個目の金星が手に入った。
左喉輪、左右の張り手、右おっつけで攻め込んだ日馬富士が詰めを欠いた一番。横綱のミスを誘った理由を、豊ノ島はこう説明した。「しっかり当たれた感覚がある。横綱は、いつもと違うと思って、押してきたかもしれない」
確かに、スピード自慢の日馬富士より、豊ノ島が早く立ったように映った。「ビデオ(映像)をめちゃくちゃ見たから。立ち遅れると一気にやられるし…」。腰の下ろし方などを見極め、踏み込んでくるパターンの違いを研究。わずかに機先を制したことで、強引に挽回しようした相手の隙を呼び込んだ。
今場所は、本来の懐に入る相撲だけでなく、どんどん前に押す取り口も披露して好調。「節目の10個目の三賞を取りたい」。早くも勝ち越しにあと1勝と迫った。