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フロリダ州レークランドで行われたデトロイト・タイガースのトライアウトに、イラクから帰還した退役軍人が参加したことがわかった。メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』が9日に伝えている。
同サイトによると、タイガースのトライアウトを受けたのは、強打者ジム・トーミ(元インディアンスほか)に憧れていたというダニエル・ジェイコブス氏。イラク戦争に派兵されたジェイコブス氏は9年前、道端に仕掛けらていれた爆弾によって左脚のひざから下と、右足のつま先、左手の指3本を失った。生死をさまようほどの重傷だったそうだが、不屈の精神で生還を果たし、不可能と言われていた歩行だけでなく現役復帰まで成し遂げた。
そして、退役後は、義足を着けてマラソンに参加したり、大学チームで野球をプレーしたりしてきたという。そして、プロ入りを目指して9日に行われたタイガースのトライアウトに挑むと、内野守備では好送球を披露し、元メジャーリーガーの投手を相手にした打撃練習にも挑戦するなど、他の参加者たちにひけをとらない活躍を見せた。
なお、『MLB.com』によると、残念ながらジェイコブス氏は今回のトライアウトで契約を勝ち取ることはできなかったとのこと。しかし、誰よりも積極的で、意欲を見せていた同氏は、選手育成部門トップのデーブ・オーウェン氏の目にとまり、マイナーリーグの選手達に混ざって試合に出場しないかという誘いを受けたという。
ジェイコブス氏は、トライアウトに参加した動機について、退役軍人も生産性があり、健康的な生活ができるということを見せたかったとコメント。そして、障害を抱えながらも野球をプレーする元軍人もいるんだと知ってもらうことで、彼らの希望となることができればと語った。
【MLB】