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■横浜F・マリノス 守備陣の立て直しは好材料、攻撃陣の奮起に期待がかかる
ここまで奪ったゴールはリーグ開幕戦の右サイドバック小林祐三の1得点だけで、公式戦3試合未勝利。攻撃陣の不振が深刻だ。アデミウソンと栗原勇蔵以外の先発メンバー9人を変更して戦ったため比較は難しいが、18日のナビスコ杯仙台戦でもゴール前の精度を欠いて0-1で敗れた。
それでも、中3日で続く3連戦の最終戦に向けてメンバーを温存できたことはプラス材料。これ以上の出遅れを避ける上でも勝ち点3がほしい一戦となる。トップ下の中村俊輔とラフィーニャを欠く陣容は依然として苦しい。救世主として注目が集まるU-21ブラジル代表FWアデミウソンは来日初ゴールなるか。アデミウソン自身はこれが3連戦となるが、プレー時間を確保したことで試合勘やコンディションは良好という。齋藤学や兵藤慎剛、藤本淳吾と絡んで幅のある攻撃を見せ始めており、得点の気配が漂ってきた。
昨季リーグ戦最少失点を誇った守備陣の修正も明るい材料。開幕戦は3失点を喫したが、第2節のFC東京戦では球際で強さを発揮するファビオの活躍もあって被シュートは2本。あとは、良い守備を良い攻撃へとつなぐことができるかどうか。ニッパツ三ツ沢球技場では通算74勝9分44敗と大きく勝ち越しており、無得点試合は「29」とのデータも心強い。まずは新監督の記念すべき1勝目を奪い、反撃へ転じたい。(totoONE編集部)
■横浜FM予想スタメン
4-2-3-1
GK
榎本哲也
DF
小林祐三
栗原勇蔵
中澤佑二
下平匠
MF
ファビオ
中町公祐
藤本淳吾
アデミウソン
兵藤慎剛
FW
齋藤学
■サガン鳥栖 公式戦3連勝と好調、“鳥栖らしさ”を発揮して結果を残す
リーグ戦、ナビスコ杯とホーム3連戦を3連勝で飾った鳥栖。いずれの試合も相手に押し込まれる時間帯はあったものの、鳥栖らしく体を張って最後まで粘り強く守り切った。攻撃でもチャンスと見るや全員が前線に顔を出していく“鳥栖らしさ”が出ている。連勝でチームの勢いは加速しているが、それでも選手たちは「勝っているが、まだ課題はあるので修正して次の試合に臨みたい」と気持ちを引き締める。森下仁志監督も「どんな相手や場所だろうと、自分たちらしさを出すだけ」と一戦必勝の構えを崩さない。この一貫した姿勢が鳥栖の武器だ。
横浜FMとの対戦成績は3勝3分で、5得点5失点と全くの五分。しかし、公式戦3連勝の勢いをそのまま持ち込めば、鳥栖らしい試合運びで勝利に近付けるはずだ。…