社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
◆オープン戦 ソフトバンク2─2巨人(10日・長崎)
寒さがすべてを狂わせた。試合開始前、午後1時の時点の気温は2・7度。雪が舞う中で松坂がもがき苦しんだ。念入りにウォーミングアップをして臨んだが、「けがをしない意識が強くなった。どうしても怖さがある」と漏らした。3回64球を投げて3安打3四球2失点。怪物が寒さに負けた。
【写真】松坂から右前安打を放った巨人・大田
初回、先頭の松本哲に四球を与えると、盗塁と内野ゴロ2つで失点。2回は、1死から橋本に中前安打を許し、盗塁と寺内の左前適時打で2点目を与えた。3回は無失点だったが、2つの四球で2死一、三塁のピンチを招いた。投じた64球のうち、奪った空振りは1度のみ。集中力を欠き、3盗塁も許した。最速は143キロ止まり。村田を二ゴロに打ち取った最後のボールだった。
2011年に右肘を手術しており、「故障を経験していなければ、何の不安もなく投げられたでしょうけど、どうしても、けがしたことを考えると、この寒さは気になってしまう」と、不安を抱えてのマウンドだった。「あのまま長い回を投げても仕方ない。あの状態で投げ続けても…」。予定は4回だったが、首脳陣と話し合い3回で降板した。
2度目の実戦登板は大誤算に終わった。「もったいない、とも思った。そんなに試合が多いわけではないので。(収穫は)何もない。今日できなかったことは次回に持ち越し」。次回は17日のロッテ戦。「次は(ヤフオク)ドームなので大丈夫」と気を取り直した。真価を発揮してほしい。
(福谷 佑介)