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MISIA全国ツアーライヴ「星空のライヴVIII MOON JOURNEY」が2014年4月11日(土)12日(日)、愛知県芸術劇場 大ホールにて、ついにスタートした。
MISIA ラジオレギュラー番組が全国ネット生放送に衣替え
MISIAのライヴシリーズの中でも高い人気を誇っている今ツアーは、生演奏を中心に構成されており、バンド新メンバーも加わり、約1年ぶりの開催となる。
MISIAの登場を今か今かと待ち望むファン約2500人が会場を埋め尽くす中、照明の暗転とともにまるで暗闇に一筋の光が差し込むようなスポットライトがステージ中心を照らしすと、そこにMISIAが登場。2月18日(水)に発売された最新両A面シングルから新曲『桜ひとひら』のイントロが流れると会場が静寂に包まれた。
デビュー17周年にして、MISIA初の“桜ソング”として発売されたこの曲は、日本人のスピリットの象徴とも言える”桜”をコンセプトにし、平和への願いが込められた楽曲となっており、ライヴでは初披露となる。オープニングでの突然のサプライズに観客は息をひそめながら響き渡る歌声に聴き入っていた。
2曲目の往年のヒットソング『陽のあたる場所』のイントロが流れると、ステージのバックに、まさに月の旅行を思わせるようなツアーロゴが全面にデザインされた巨大なフラッグが一面にかかげられた。「名古屋のみなさん!MOON JOURNEY初日へようこそ!」とMISIAが呼びかけると大きな歓声が湧きあがった。「I can sing!×2」と客席とのコールアンドレスポンスを行うと、あっという間に会場が一体化し、観客は総立ちで手をあげ、体を揺らしながら喝采をおくった。
その後、『Royal Chocolate Flush』~『めくばせのブルース』などパワフルでダンサブルな楽曲を披露した後、「今日はまだ発売されていない楽曲を世界で一番早くお届けします」という紹介に続けて披露されたのはなんと、現在KIRIN「世界のKitchenからシリーズ」のCMソングとしてO.Aされている『明日はもっと好きになる』だ。ライヴ会場ではもちろん、CM以外では聞くことのできない楽曲のフルパフォーマンスに観客は釘付け。CMで耳にしているサビが流れると、手を大きく広げ一緒に口ずさみながら歌うファンの姿もあった。この楽曲はKIRIN「世界のKitchenからシリーズ」では初のテーマソングとして話題の1曲。春夏の新たな定番曲として、様々なシーンで耳にすることになりそうだ。
その後『ANY LOVE』や『アイヲシルセカイ』など“愛”をテーマにした楽曲が続々と披露されるなか、ステージ一面に満点の星空が広がった。ツアータイトル”MOON JOURNEY”の通り、まるで月を旅しているような幻想的でロマンティックな会場の演出に、オーディエンスの感度は極限まで高められ、魅了されていた。
また、先日まで、新たな作品の発売にむけ海外でレコーディングに臨んでいたことをMCで明かすと「未発表の楽曲を制作している中で、世の中にメッセージとして伝えたいメロディーが生まれました。ぜひ聴いてください。」と、完成したばかりの未発表楽曲を披露し、“優しさをはぐくみ明るい未来を作っていきたい”というメッセージが込められた歌詞に、涙ぐむ観客もいた。
その後、最新シングル『白い季節』を披露。この楽曲はテレビ朝日系 金曜ナイトドラマ「セカンド・ラブ」挿入歌として起用されており、MISIAの得意とするバラード曲として、ドラマの放送が終了した現在でも変わらず高い人気を誇っている。こちらも観客の前で披露することは初めてのことで、会場に響き渡る迫力の歌声と生演奏に、観客は息を潜めてじっと聞き入り、演奏が終わるとともに大きな歓声と拍手が集まった。その後、会場は雰囲気をガラッと変え、明るくPOPな楽曲が続くと、音の粒達ともに、全身を使い歌で表現するMISIAの姿に、全観客が総立ちで拍手を送り、本編が終了した。
鳴りやまないMISIAコールの中、バンドメンバーが再び登場しアンコールが始まると、純白のドレスに身を包んだMISIAが登場。先ほどまでの衣装とはまた違った一面を魅せる姿に、自然とオーディエンスのコールが高まった。
「皆さんの明日が晴れますように・・・」というメッセージとともに『One day One life』、そして、未発表楽曲など五感に響き渡るようなパフォーマンスを披露し、アンコールも終了。MISIAのライヴでは恒例となっている「最後にMISIAと呼んでください!!」との呼びかけに、会場を埋め尽くした約2500人の観客から「MISIA~!!」との叫びにも似たレスポンスが。アンコール含む全18曲で『星空のライヴVIII MOON JOURNEY』のツアー初日を華々しく飾った。
なお、今ツアーは、全国20会場35公演にて開催され、8/29(土)30(日)沖縄コンベンションセンター劇場棟でのライヴまで、約8万人の動員を予定しており、全国のファンへ極上の“生歌”をお届けするホールツアーとなっている。