社会そのほか速
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19から23日の日程で開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。25周年のアニバーサリーイヤーということで例年にも増して多様な企画やイベント、個性豊かな登壇ゲストが予定され、話題作も多く上映されました。筆者も取材に行ってきたのですが、映画祭の振り返りレポートをご紹介します。
総来場者数が14,368人(前年度102%!)と多くの人が訪れた、ゆうばり国際映画祭。8会場にて84作品が上映されました。オフシアターコンペ部門など、書く受賞者は以下のとおり。
【ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門】
・グランプリ『メイクルーム』 監督:森川圭
・審査員特別賞 『眠れる美女の限界』 監督:二宮健
・北海道知事賞 『歯まん』 監督:岡部哲也
・シネガー・アワード(※興行関係者とメディア関係者の代表が選考にあたり、受賞作を選出) 『MIZO』 監督:ナム・ギウン
・スカパー!映画チャンネル賞 『私たちのハァハァ』 監督:松居大悟
【インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門】
・グランプリ『今月のあの日』 監督:ジラッサヤー・ウォンスティン
・優秀芸術賞『ハードル』監督:パク・ソンジン
・優秀芸術賞『Green Glows』監督:白田明日香
・優秀芸術賞『恵まれたマシーン V』監督:ジョシー・マリス
・審査員特別賞『拝啓アトム』監督:吉池巨成
オフシアター・コンペティション部門に輝いたのは、アダルト作品を中印に活動してきた森川圭さん。受賞した『メイクルーム』は、AV撮影現場の“メイクルーム”を舞台に、メイクさんを中心に様々な人の人間模様を描いたドタバタコメディ。筆者も拝見しましたが、女の子達それぞれの個性と等身大の演技が素晴らしく、笑えるシーンも多々。「AVってこうやって撮影しているんだ!」という事よりも、メイクさんの仕事の幅広さ、苦労に驚いてしまうかも。
森川監督は今回の受賞について「ピンク映画で助監督を始めてから30年程で、日頃はAVをメインに撮影や監督をしています。元々は舞台用として制作していたんですが、映画にしても 面白いのではないかと思い、一昨年の暮れに撮影をしました」とコメント。「僕はいま50歳なんですが、この歳になっても、映画を撮ってこうやって評価をしてもらえるという事実が出来たことを本当に嬉しく思っています」と喜びの気持ちを語りました。
さて、この『メイクルーム』。…