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元TBSアナウンサーの青木裕子(32)が22日に放送されたフジテレビ系「ボクらの時代」(日曜、前7・00)に出演。局アナ時代は「使い捨てみたいだった」と感じ、退社を決意したことなど、当時の心境を明かした。
05年にTBSに入社した青木は12年末に同局を退社し、翌年3月にナインティナインの矢部浩之と結婚。14年3月に第1子となる男児を出産した。
「会社を辞めてラクになりました」と言う青木は、TBS時代を振り返り「孤独をずっと感じていた」と明かした。
レギュラー出演する「サンデー・ジャポン」では、恋人など私生活をたびたびいじられていた青木。「自分の中ではタレントさんとかではなく、制作側の人間だとずっと思ってて。でも、“演者”のように見えるらしく。特に担当していた番組がバラエティーで、ぽんぽんとその時の流行り物みたいに(扱われて)。その番組は私を育てようとしてくれているのではなくて、悪い言葉で言っちゃうと、“使い捨て”みたいな」と苦悩し続けていたことを告白した。
アナウンサー・青木裕子としての意識と、番組から求められているキャラクターとのジレンマ。「その番組で私を面白くすることではあるので尽力します…でもアナウンサー・青木裕子としてはどこに向かっているんだろうなぁ、という。そのことを理解してくれる人が周りに誰もいなかった」と孤独を感じていたことを明かした。
局アナとしての8年半。「やっぱり(女子アナには)向いてないな」と感じ、「違う仕事に転職しよう」と退社を決意。父親が亡くなったこともあり激やせし、周囲に心配されたこともあったという。
退社については当時交際していた矢部に相談したところ、「ええんちゃう」と理解を示してくれた。会社に退社の決意を告げた後にプロポーズされたといい、「寿退社じゃないんです」と強調していた。
この日は同局の先輩アナ、吉川美代子(60)、渡辺真理(47)とともにトークを繰り広げた。