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YouTubeなどの動画サイトで数百万回も再生された、鉄拳のパラパラ漫画を映画化した作品『振り子』。2月28日の公開から1カ月以上が経った現在も、引き続き多くの方が劇場に足を運び、大ヒットとなっています。そんな中、兵庫県尼崎市の塚口サンサン劇場での公開が新たに決定。これを記念し、4月12日(日)、キャストの板尾創路と竹永典弘監督による舞台挨拶が行われました。
上映後、大きな拍手を浴びながら板尾と竹永監督が登壇。まずは板尾が「上映後ということなのでネタバレの心配もない(笑)。『見に来てよかったな』と思えるようなトークをしたいと思います」と挨拶を。
世界中で絶賛されたパラパラ漫画が原作だけに、「実写の方も負けないように、という感じで現場もすごく頑張った」と板尾。「そういうのも伝わったらいいなと思いながら撮影していました」。竹永監督は「もちろんプレッシャーはすごかった。パラパラ漫画の方がいいのは間違いないが、あれとはまた別に、僕なりの解釈ですが映像化できてよかったんじゃないかと思っている。原作は本当にすごいので、いろんなことを言われるだろうなというのは覚悟の上でした(笑)」と心境を語りました。
映画化のきっかけは、竹永監督が偶然あるテレビ番組でパラパラ漫画を目にしたこと。「ぜひ映像化したい、と。その時は、いたく感動して泣いてしまった」そうですが、一方で「5分ないぐらいのパラパラ漫画をどうやって映画にするのかと周囲から言われた」とも。しかし、「(パラパラ漫画は短いが)あれは夫婦の何十年にもわたるストーリー。書き進めるうちに、いろんな発見もあった」と話していました。
さらに「吉本さんにお話ししたら『本人がよければ』と。そこで鉄拳さんにお会いして、許諾をいただきました。『何なら設定を外国にしてもいいですよ』ということでしたが、さすがにそれは…(笑)。でも、それぐらい任せていただいて、沖縄国際映画祭で最初に見ていただいた時も涙を流していただいた」と、実現までの経緯も説明。豪華キャストが勢ぞろいした本作ですが、「皆さん、ビジネスじゃなく思いだけで出てくださった。(撮影期間が)10日間という殺人的スケジュールでしたが、だからこそキャストもスタッフも一体感が生まれた気がします」(竹永監督)。
また、主演の中村獅童さんに「今の自分の気持ちを全部素直に出せたのは、(ブレイクのきっかけとなった)『ピンポン』と、その次が『振り子』だった」と言ってもらえたことが「とてもうれしかった」とも。…