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田代まさしの復帰に「芸能界は甘い」論争が再燃

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田代まさしの復帰に「芸能界は甘い」論争が再燃

田代まさしの復帰に「芸能界は甘い」論争が再燃

 

「また、みなさんの前に姿をあらわす機会もあるかと思いますがよろしくお願い致します!」

 2010年に覚せい剤取締法違反で5回目の逮捕、2014年7月2日に仮釈放された田代まさし(58)。2月20日に再開したブログは、この言葉で締めくくれらていた。

 実際に田代は、コミックエッセイ『マーシーの薬物リハビリ日記』(泰文堂・3月25日発売)の先駆け発売記念イベントを開催するなど、本格的に芸能活動を始めている。  そんな彼が墓参りをして、5度の逮捕をご先祖様に詫び、再出発を誓う姿を3月3日発売の「FLASH」(光文社)が報じ、芸能界の仕事にも前向きな様子を紹介した。

 田代の芸能界復帰については擁護する声も多少あるが、

「さすが薬物に大甘な芸能界事情」
「表に出るの早すぎるじゃないか」

 との批判が多い。

●薬物犯罪に甘い芸能界

 過去に薬物での逮捕歴があるが、現在も芸能活動を続けている芸能人は多い。

 岩城滉一(63)、いしだ壱成(40)、槇原敬之(45)、長渕剛(58)、美川憲一(68)などがそうだ。

 いずれも薬物逮捕の前歴などなかったかのようにメディアで活躍をしており、世間的には「芸能界は甘い」という認識を持たれていた。これに対して、テレビ関係者は危機感を持っている。

「昔は、ある程度時間が経てば、世間も忘れてくれるため、キャスティングOKでした。ただ、これが原因で『芸能界は甘い』と言われてしまった。今は薬物使用を許してはいけない風潮があります。薬物使用で逮捕されたタレントを使うことは、テレビ局のコンプライアンスにも関わり、イメージダウンにもつながります。特に、今はネットで情報が拡散されて世間に広く知れ渡るため、薬物を使用した芸能人の記憶はなかなか薄まりません。そういったタレントは、できる限り使わないようにシフトしていっています」

 どうやらネットがテレビ局の自浄作用を促しているよう。薬物使用はこの先、芸能人にとってテレビ出演の終わりと同じ意味になるだろう。

 当然、人々の記憶に残っている田代まさしのテレビ復帰も、かなり厳しいことになりそうだ。

(取材・文/タナカアツシ)

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