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俳優の松田龍平が3月12日(木)、都内の劇場で行われた主演作『ジヌよさらば~かむろば村へ~』の完成披露試写会に出席。イベントの途中に、会場内の電源が一部ダウンするハプニングがあり、松田さんは苦笑いを浮かべていた。
完成披露試写会には松田さんをはじめ、監督・脚本・出演を務める松尾スズキ、共演する阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行が出席。登壇者5人が順番に挨拶やトークを行ったが、なぜか松田さんの番になると、客席の赤ちゃんがぐずり出し、コメントが遮られてしまう場面もあった。
松田さん演じる“お金アレルギー”になった銀行員・高見が、東北の寒村に移住し、物々交換や自給自足で「お金を一切使わない生活」を送ろうと奮闘する異色コメディ。松田さんと松尾監督といえば、最近では朝ドラ「あまちゃん」で共演したが、俳優&監督としてタッグを組むのは、『恋の門』以来約10年ぶりとなる。
「いやー、実際にお金を使わない生活は厳しいですよね。田舎だからってできるものじゃないですし。でも、(お金が)なくなることで、生きる上で何が必要かを描いた映画になっている」と松田さん。また、松尾監督は、本作で『夢売るふたり』に続いて阿部さんと夫婦役を務める松たか子さんの話題に触れ「安産を祈っております」とエールを送っていた。
「劇団大人計画」所属の阿部さんが、“主宰”松尾監督の長編映画に出演するのは、意外にも初めて。世話好きな村長を演じ、「原作の設定に合わせて、少し増量したんです」と告白。村人から慕われる自称 “神様”の老人を演じた西田さんは、ロケ地となった福島育ちで「昔、ああいうじいさまに会ったことがありますよ」と懐かしそうに話していた。
また、二階堂さんは高見に色仕掛けで迫る女子高生を演じ、「これまで演じてきた役柄のイメージのせいで、暗そうとか物静かだと思われるんですが、今回はすごくキャピキャピ、可愛い女子高生で楽しかった」とニッコリ。松尾監督は「結構エロいですよ」と太鼓判を押していた。
『ジヌよさらば~かむろば村へ~』は4月4日(土)より全国にて公開。
(text:cinemacafe.net)