モデルを務める２０１５年度「全国統一防火ポスター」を披露する松岡茉優＝２３日、東京・時事通信ホール

　 　女優の松岡茉優が２０１５年度の「全国統一防火ポスター」のモデルに起用され、２３日の発表会に出席した。松岡は「火災を起こさないという強い意識が大切。日ごろから防火の心掛けをしていただけたら」とアピール。このモデルになることは若手女優・歌手の登竜門とされており、「２０歳の年に選ばれてうれしい。大人から子供まで愛される女優になれるよう、２０１５年を飛躍の年にしたい」と意気込んだ。
　

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　　同ポスターでは、１９７９年度から女優や女性歌手がモデルを務めており、８０年代には松田聖子ら、９０年代には南野陽子らが登場。２０００年以降は上戸彩、長澤まさみ、橋本愛らが起用されてきた。
　
　　今回、「真面目で芯の通ったイメージがある」として起用が決まった松岡。歴代モデルの中では、「きりっとした表情で、目力が強い上野樹里さん（０３年度）のポスターが印象に残っている」という。自身のポスターは全国各地で掲出されることになるが、「中学校の通学路で後輩たちに見られると思うと照れくさい」とはにかんだ。
　
　　松岡はこの冬、連続ドラマ「問題のあるレストラン」に出演し、シェフ役を演じた。撮影中、コンロ付近に使用済みのティッシュペーパーがあり、「火をつける直前に気付いて捨てた」そうで、「（ポスターのモデルに起用された）おかげで（失火を）未然に防ぐことができました」と感謝した。
　
　　この日は１５年度の統一防火標語も発表され、応募があった２万８６４２点の中から「無防備な　心に火災が　かくれんぼ」が選ばれた。