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『茅乃舎だしで毎日ごちそう かんたんに極上の味わい』(八代恵美子:著、その他、久原本家 茅乃舎:監修/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
近年、減塩の方法として、世界各国でだしの力が再注目されている。だしは煮物やスープ、味噌汁くらいにしか使わない、という人も多いが、料理が苦手な人にこそ使ってほしい非常に便利なもの。
そんな中、今、ネットや口コミで人気を集めている「茅乃舎だし」というだしをご存知だろうか? こだわり食材が好きな人なら、一度は目にしたことがあるだろう。小倉優子さん、梨花さん、松雪泰子さん、東尾理子さんなども愛用中だというこの「茅乃舎だし」は、真昆布、海塩、うるめいわし、鰹節、焼きあごから作られた、化学調味料・保存料無添加の自然のだし。家庭で簡単に安心してプロの味が楽しめると評判だ。ちゃんとしただしを使うと旨みが増すため、塩の量を減らしても美味しく食べることができる。
「でも、だしって実際どんな料理に使えるの?」という人も多いだろう。そこで、そんな人のために『茅乃舎だしで毎日ごちそう かんたんに極上の味わい』(八代恵美子:著、その他、久原本家 茅乃舎:監修/ディスカヴァー・トゥエンティワン)というレシピ本が発売された。茅乃舎だしは、和風のだしでありながら、和食だけでなく様々な料理と相性抜群。今回、和食以外の気になったレシピを中心に、実際に作ってみた。
【和風ポテトチーズグラタン(P.26)】
じゃがいもではなく、里芋を使ったポテトグラタン。だしを合わせ、隠し味に味噌を入れることで、里芋との相性も抜群のホワイトソースに仕上がっている。また、牛乳ではなく豆乳を使っているのもポイント。優しい味で、誰もが喜びそうな一品。
【鶏からの甘酢あん(P.34)】
から揚げの味付けに使うのかと思いきや、なんとあんの部分にだしを使用。だしの香りがふわっとくる上品な味になっていた。だしを入れることで酢の酸味が緩和されるため、酸っぱいものが苦手な人でも美味しく食べられそう。から揚げに使用した生姜との相性もぴったり。
【和風ジャーマンポテト(P.60)】
ジャーマンポテトといえば、塩コショウとコンソメを使うイメージだが、コンソメの代わりにだしを使うと想像以上に美味しかった。だしの旨みが効いているので、塩は入れなくてOK。レシピではだしに漬け込んだ“だしマリネ”のじゃがいもとスナップエンドウを使用していたが、今回は茅乃舎だしの袋を破って、炒める際に粉末をそのまま投入してみた。
(料理写真は、ダ・ヴィンチニュースで!)
どの料理もだしがしっかり効いていて、茅乃舎だしの良さをとても感じられる料理に仕上がっていた。だしの可能性を考えていたら、いろいろと挑戦してみたいレシピが浮かんだので、その中からも1つ、オリジナルで作ってみた。
【鶏むね肉とアスパラ、トマトのだしマヨ和え】
茹でた鶏むね肉とアスパラを適当なサイズにし、半分に切ったプチトマトとざっくり混ぜる。それを茅乃舎だしとマヨネーズ、黒コショウで和えるだけ。簡単にできて、食事にもおつまみにもぴったり。アスパラをズッキーニやオクラなどに代えても合いそうな味だった。
だし汁にしても、粉末のままでも料理に使える茅乃舎だし。封を切った瞬間、あまりにもいい匂いがしたので舐めてみたら、そのままでも本当に美味しかった。美味しいだしは、食材の味を邪魔せず引き立て、簡単にプロ並みの料理に変えてくれる。「いまいち味が決まらない」、「減塩したいけど薄味は嫌」という人は、本書を読んでだしをマスターしよう!
文=月乃雫
本記事は「ダ・ヴィンチニュース」から提供を受けております。
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