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【ウィーン共同】オーストリアのトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に9月に就任する指揮者の佐渡裕さん(53)が18日、楽団の拠点の一つ、ウィーンの楽友協会で共同通信の取材に応じ「ウィーンの伝統を尊重しながら、この瞬間を生きている音をつくっていきたい」と抱負を語った。
同管弦楽団は100年以上の歴史を持ち、ウィーン郊外の二つの劇場でもコンサートを開いている。
楽友協会大ホールの指揮台に立った佐渡さんは「(音楽の伝統のある)欧州で初めて音楽監督を任され、興奮している。この金色のホールに立つなんて、まさに夢の中にいる感じ」と心境を語った。