社会そのほか速
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大人気ミュージカル『薄桜鬼』に待望の新作が上演される。シリーズはこれまでは斎藤一、沖田総司、土方歳三、と人気の登場人物の誰かにクローズアップした物語であった。
しかし、今回は新選組誕生前の物語を新たなキャラクターの視点から描く。これまでにない挑戦と言えそうだ。
物語は幕末、母親を病で失い、あてもなく彷徨っていた青年・井吹龍之介から始まる。あわや餓死寸前の龍之介は冷徹で傲岸不遜な男・芹沢鴨に拾われた。そのまま小性として浪士たちと生活を共にしはじめる。そこで後に人斬り集団の新選組として恐れられる男たち、土方歳三や沖田総司、斎藤一らと出会う。
意地っ張りな井吹、彼らに反発しつつも、心惹かれていく。揺れ動く激動の時代、真の武士を目指し、己の誠を貫く男達、彼らの覚悟を知り、龍之介は自分はどう生きるべきかを模索し始める。ゲームの中でも人気の高いエピソードである。
ゲームもアニメも舞台も大好調なシリーズだが、実はシリーズのなかで黎明録だけが歴史アドベンチャーのカテゴリーに分類される。それだけ時代ものであることを意識した作品と言えるだろう。それだけに舞台の趣も変わるに違いない。
井吹龍之介を演じるのは白又敦である。1994年生まれの白又は、ミュージカル『忍たま乱太郎』や舞台『銀河英雄伝説』等に出演歴のある若手俳優だ。
これに代表されるように、今回はキャストがかなりフレッシュな顔ぶれになっている。ここから新しい挑戦を感じさせる。
土方歳三役は佐々木喜英、2014年末の超歌劇『幕末Rock』では沖田総司役で出演、幕末物が続いている。一方こちらの沖田総司役は荒牧慶彦、ミュージカル『テニスの王子様』、ミュージカル『忍たま乱太郎』等に出演、2月の舞台『曇天に笑う』では舞台だけのオリジナルキャラクター・青木を演じていた。
橋本祥平は前作のミュージカル『薄桜鬼』の藤堂平助篇に引き続き斎藤一を演じる。藤堂平助を演じる小澤廉は『仮面ライダー鎧武』に出演歴のある若手俳優だ。原田左之助役の東啓介はミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで初舞台、永倉新八役の猪野広樹は『十鬼の絆~関ヶ原奇譚~』の千歳役を演じている。
輝馬は超歌劇『幕末Rock』では土方歳三役だったが、今回は山南敬助役。高崎翔太はミュージカル『薄桜鬼』の風間千景篇から山崎烝役を持ち役にしている。近藤勇役は井俣太良が”続投”、芹沢鴨役は主に映像で活躍の窪寺昭、雪村鋼道役は当たり役の江戸川萬時、新見錦役は舞台を中心に活動する篠崎功希となった。…