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【映画コラム】「読んでから見るか、見てから読むか。」がよみがえる『ソロモンの偽証』

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【映画コラム】「読んでから見るか、見てから読むか。」がよみがえる『ソロモンの偽証』

 【映画コラム】「読んでから見るか、見てから読むか。」がよみがえる『ソロモンの偽証』

 

  宮部みゆき作の大長編ミステリーを、二部構成で映画化した『ソロモンの偽証 前篇・事件』が7日から公開された。『後篇・裁判』は4月11日公開。

  1991年のクリスマスの朝。雪が降り積もった中学校の校庭で、屋上から転落したと思われる男子生徒の死体が発見される。警察は自殺と判断したが、殺人の目撃者を名乗る人物から告発状が届く。容疑者は札付きの問題児だった。無力な警察、学校、親…。生徒たちは真実を探るため、学校内裁判を実施する。

  主演の藤野涼子をはじめ、オーディションで選ばれた生徒役の面々が頑張りを見せる本作は、三つの大きな特徴がある。

  まず、本作と時を同じくして、地方都市にある高校の弱小演劇部を舞台にした、ももいろクローバーZの主演の『幕が上がる』、五島列島の中学校を舞台に、新垣結衣演じる臨時教員と合唱部の生徒たちの交流を描いた『くちびるに歌を』と、いわゆる“学園もの”が公開されている点。これは観客動員を大きく左右する若年層を意識した結果だろうか。

  また本作は、『るろうに剣心 京都大火編』と『伝説の最期編』、『寄生獣』と『完結編』といった最近の二部構成映画の流行にも連なる。前編を見た観客が必ず後編も見るとは限らないので、映画の製作や興行サイドからすればこうした映画の公開は大きな賭けになる。

  そして最も注目すべき点は、本作は大長編ミステリーを映画化したということ。ベストセラー小説や漫画を原作にした映画は数多いが、本作の原作は文庫本で6冊分もある。先に原作を読んだ人にとっては、4時間半余りの2部構成にしたことで原作のエッセンスを描き切ることはできたのか、映画的な改変はどう作用したのかが大きな見どころとなるだろう。

  もとより原作と映画は別物だと割り切ってどちらも楽しむ、原作は無視して映画だけを楽しむ、原作のイメージを大事にしたいので映画は見ない、といったさまざまな選択肢があることが原作を持つ映画の利点でもある。

  かつて角川書店は、森村誠一原作の『人間の証明』(77)公開時に、出版と映画のメディアミックスを展開させ、「読んでから見るか、見てから読むか。」というキャッチコピーを生み出した。この言葉は原作と映画の間に横たわる永遠のテーマだとも言える。果たして『ソロモンの偽証』はどちらがいいのか考え、選んでみるのも楽しいのでは。(田中雄二)

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