社会そのほか速
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
お笑いコンビ・サンドウィッチマンがバラエティ番組で仙台のおすすめグルメを紹介。その中で、今注目の“仙台あおば餃子”が生まれた経緯を聞いて「復興の味ですね」とじっくり味わった。
2011年3月11日、東日本大震災が発生して津波が街を襲った時、サンドウィッチマンは宮城県気仙沼市でロケ中だった。2人は避難して無事だったが悲惨な光景を目の当たりにする。以降、ブログで被災地の現状を伝え、2011年3月16日に『東北魂義援金』を開設。今も東北への支援を続けている。
伊達みきおは仙台市泉区出身、東京生まれの富澤たけしも10歳で仙台市へ移り住んだ。そんな2人が3月8日放送のバラエティ番組『シューイチ』(日本テレビ系)で“サンドウィッチマンと巡る仙台グルメ”に出演した。仙台の景色や七夕まつり、海鮮などを紹介する中で、「仙台の新名物」とおすすめしたのが“仙台マーボー焼そば”だ。
特に、富澤たけしは麻婆豆腐が大好きで、外食すると必ずというほど注文する。その富澤もこの“仙台マーボー焼そば”を絶賛。ほどよい辛さに「うまーぼー」と唸った。実はこの“仙台マーボー焼そば”、宮城県中華飲食生活衛生同業組合が『マーボー焼そば推進委員会』を作るほど力を入れており、「認定証」を発行している。現在、認定店は約50店舗に上る。
そしてもう1つ、サンドウィッチマンが訪れたのが、「昼はラーメン、夜は餃子専門居酒屋」となるお店、『一番五郎』だった。店主の杉山さんが考案した“仙台あおば餃子”もまた「仙台の新グルメ」として評判だ。仙台産雪菜を皮と具に練りこんだ緑色の餃子で、もちもちとした食感がありながら、具に入った雪菜の歯ごたえも楽しめる。サンドウィッチマンも「ジューシー」、「さっぱりしてヘルシー」だと“仙台の新グルメ”に納得していた。
杉山さんは2009年に「仙台らしさを出したメニューを開発して欲しい」と依頼されてこの餃子を考案。仙台で店を出そうとしていたところ東日本大震災が発生した。津波による被害で街が壊滅状態となる中、杉山さんは2012年1月に『一番五郎』をオープンした。
そんないきさつを聞いて、伊達みきおが「復興の味ですね」とさらに味わった“仙台あおば餃子”。今では、仙台市のホームページで“仙台あおば餃子提供店情報”が掲載されるほどの人気商品となっている。
東日本大震災から4年が経ち、復興もまだまだ先が見えない状況だ。なんとか支援をしようと思いながら方法に迷う人も多いのではないか。前述の『東北魂義援金』をはじめ、こうしたグルメや名産品を知って利用することも被災地への応援となる。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)