水谷豊と成宮寛貴の“相棒”が出演する『相棒-劇場版Ⅲ-』が、4月19日(日)の日曜洋画劇場（テレビ朝日系）で、テレビ初放送される。これを記念して、水谷演じる『相棒』の杉下右京と、同じく水谷演じる映画『王妃の館』（4月25日公開）の北白川右京の「W右京」が、2人で『相棒-劇場版Ⅲ-』を紹介するといった、夢のコラボが実現する。
　
　この『相棒-劇場版Ⅲ-』は、都心から300キロ、八丈島をさらに南下した太平洋の海に浮かぶ島を舞台に、巨大な密室とも言えるその特殊な環境下で、事件解決に向け、特命係の2人が過酷な自然の中を走りまわる。撮影は、沖縄の各所で長期ロケが敢行され、史上最高密度のミステリーが展開するストーリーと合わせ、テレビとは全く異なる映画ならではの醍醐味あふれる作品に仕上がっている。
　
　脚本を担当した輿水泰弘によると、作品の舞台を孤島にしようと思ったきっかけは、無人島を題材にしたテレビ番組だったとか。孤島は映画として画になる、という思いから、伊豆七島や小笠原諸島も警視庁管轄なので、いつか『相棒』の舞台として使えるかもしれない、と思っていたという。
　
　本作には、杉下右京こと水谷と3代目“相棒”の甲斐享こと成宮に加え、2代目“相棒”の及川光博演じる神戸尊も特命係を孤島へと送り込む重要な役として登場。そのほか、石坂浩二、鈴木杏樹、真飛聖、川原和久、大谷亮介、山中崇史、山西惇、六角精児、神保悟志といったレギュラー陣も勢ぞろいし、さらに伊原剛志、釈由美子、風間トオル、宅麻伸、吉田鋼太郎ら豪華ゲスト陣が、それぞれにクセのあるキャラクターを好演。「孤島ミステリー」という「相棒」の画期的な新展開を彩っていく。
　
　今回、日曜洋画劇場で、テレビ初放送される本作。杉下右京を演じる水谷は、映画『王妃の館』でも北白川“右京”を演じており、今回この「W右京」が『相棒-劇場版Ⅲ-』を紹介するといった粋なコラボが実現。どちらも特徴のあるキャラクターだけに、どんな掛け合いを見せてくれるのか、期待が高まる。
　
　【ストーリー】ある朝、特命係の杉下と甲斐が登庁すると、部屋で元特命係、現警察庁長官官房付の神戸尊（及川光博）が2人を待ち受けていた。東京から300キロ離れた鳳凰島で発生した男性の死亡事故について調べて来て欲しいという。新聞によると、男性は馬に蹴られて死亡したらしいのだが、その鳳凰島では神室（伊原）や高野（釈由）ら元自衛官たちによる民兵組織が訓練を行っており、妙な噂が絶えることがなかった。…