米国のブランド「クロムハーツ」の偽造品を販売したなどとして、神奈川県警サイバー犯罪対策課と泉署は２７日、宇都宮市中里町、会社員浅野大作（３３）、前橋市富士見町赤城山、会社員浅見勝吾（３５）の両容疑者を不正競争防止法違反などの疑いで逮捕した。

　　発表によると、浅野容疑者は仲間と共謀し、昨年１０月、クロムハーツの商標をつけるなどした小物入れ９点を浅見容疑者宅に郵便物として発送し、２万７０００円で販売した疑い。浅見容疑者は昨年６月、ヤフーオークションで落札した参加者に、同様の小物入れ１点を郵便物として発送し、１万５０００円で販売するなどした疑い。浅野容疑者もヤフーオークションに出品したことがあり、２人はオークションを通じて知り合ったという。

　　同課は２７日、浅野容疑者の自宅を捜索し、ロゴの作成に使われたとみられる型を押収した。調べに対し、浅野容疑者は「４年間で３０００万～４０００万円の売り上げがあった」と供述。浅見容疑者の自宅からは昨年１０月の捜索で、偽造品や類似品のアクセサリーなど計２８８点を押収した。