社会そのほか速
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東京・丸の内のオフィス街で働く人たちが浴衣姿で打ち水をする「打ち水プロジェクト」。
10年目を迎え、真夏の都心に涼を呼ぶイベントとしてすっかり定着している。
三菱地所の中嶋美年子さん(41)は、自治体やNPOなどで構成される実行委員会の中心人物。同社開発推進部で、街づくりや環境啓発などをテーマにしたイベントの企画・運営を担当する。「おもしろがって参加してもらえる仕掛けを常に考えています」
今年は、朝にヨガをした後に打ち水を行うイベントも企画した。場所は、東京駅赤レンガ駅舎前の行幸通り。めったにない経験ができるとあって、大勢の女性が集まった。
こうしたアイデアの裏には、多くの人に環境意識を高めてもらいたいという思いがある。ビルの省エネ化は格段に進んだが、中で働いている一人一人がそれを実感することは少ない。打ち水が、丸の内の環境を考えるきっかけになればと思っている。
アイデアを実現させるには、企業や団体の枠を超えた協力が不可欠だ。「役割分担を明確にし、参加意識を高めてもらうこと」が運営のコツという。人脈作りにも力を入れており、企業をまたいで参加費500円のパーティーを開いたことも。「仕事の話は全くしなかったけれど、出身地あてゲームをしたりして大盛り上がりでした」
丸の内は、出社前の時間を有効活用する「朝活」の盛んな地域で、「元々、好奇心旺盛な人が多く集まる」と感じている。いつか街全体で運動会が開けたら、とも想像する。丸の内エリアと隣接する大手町エリアで綱引きをしたり、パン食い競争をしたり――。
オフィス街というと、せわしなく働く人たちが多いイメージだが、「理想は、街を歩いていて気軽に声をかけあえる。そんなコミュニティー」。日頃の横のつながりは、災害時の助け合いなどにも生きてくるはずだ。「みんなで環境意識を共有し、街を愛する。そんな居心地の良い空間にしていきたい」(佐川悦子)
【休日】将来は友人とセッション
3年前にフルートを始めた=写真=。月に3回、銀座にある音楽教室で個人レッスンを受けている。
子どもの頃ピアノを習っていたが、楽器はそれ以来の挑戦。フルートは持ち運びしやすく、「一芸として披露できるかなと思って」と一念発起した。「少しずつ成長を確認でき、達成感が得られるのがうれしい」と話す。
練習は、鏡の前で姿勢や構えをチェックしながら行う。演奏中は優雅な動きに見えるが、独特の呼吸法に腹筋をかなり使うという。「きれいな姿勢ができていると、自分でもほれぼれして、気分が上がります」と笑う。
先日、友人の誕生日パーティーでバースデーソングなどを初めて披露し、喜ばれた。仕事でもプライベートでも、みんなが楽しめるイベントを演出するのが得意だ。「将来は友人とセッションできたらいいですね」
【工夫】コロンとミストで気分転換
「仕事では、あまり怒らないように心がけています」。申請書などの書類が山積みで事務作業にくじけそうな時でも、「ま、いっか」と思い直すのだという。気分を切り替えて、すぐに取りかかる。「そんな気持ちでいないと、つぶれちゃうと思うんです」
その際に役立っているのが、コロンと顔用のミスト=写真=だ。どちらも長年愛用しており、机の上に常備している。「好きな香りが気持ちを落ち着かせてくれます」と話す。
コロンは、天然の香料をベースにしたフリージアの香り。ふわりとしたやさしい香りで、職場でもあまり気にならない。ミストは、ローズの香り。化粧をしたままでも使える。
忙しい日の会議と会議の合間などに、シュッと一吹きして、ひと息つく。心に余裕を持って、気持ちよく仕事をするために手放せないアイテムだ。